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 はじめての石見銀山 タイトル−石見銀山の真の価値とは

石見銀山を訪れる多くの方が、面白く楽しいことだけが、世界遺産基準ではない
ことや、世界遺産は、観光地化して地域振興を図るためだけのものでは無いこと
など、深く真剣に理解され、同時に不足、未熟の現状については、厳しい指摘を
持って接して戴けることは嬉しいことだ。

特に、「世界遺産と冠すれば、即ち観光地として潤う」 という、短絡的幻想を叱責
されて、これ正に、我が意を得たりと嬉しくもあり、現状を見抜かれて恥ずかしい
思いでもある。

近年声高に叫ばれる、観光立国、観光資源、地方創生などの国内事情もあって
か、次々に世界遺産とか産業遺跡とかが、やたら多く発生、出 現する現状の下
世界遺産の活字に溺れることなく、世界遺産条約の本旨に照らし、あるいは他の
遺産、遺跡に比較しつつ、「ここにしかない価値、魅力」をどのよ うに理解し、どの
ように伝えれば良いのかについて、考えるところは多い。

繰り返すが、石見銀山は、世界遺産の地であって、観光地ではない。
観光地というには、ハードに、ソフトに、多々要件に欠ける。
歴史の中の石見銀山が、世界史に大航海時代と呼ばれる、地球規模の大きな
時代のうねりの中の一角にあったことを知り、産出した石見銀が及ぼしもたらした
影響や効果、それを生み出した技術や知恵などを、現地の遺跡、遺物、文献など
から確認し、理解し、学ぶところだ。

しかし、遺跡のより多く、より広くを探索できない多くの方々が、石見銀山遺跡の
ほんの部分の部分だけを見て、「石見銀山を見た」 といい、また一見寂れた町並
みや、雑木林に埋もれた坑口を見て「どうしてここが世界遺産なのかが解らない」
ともいう。

このような現状を知るとき、多くの来訪者に接することのできる、折角のこの機会
を得て、せまく短い中に出来るだけ多くの魅力を伝えることで、遺跡の広さ、時代
の長さ、奥の深さ、世界と関わり等、「ここだけでは見えない石見銀山」 をも、知っ
てもらえたらと、欲張った期待をするところだ。

 ■石見銀山の概要
 ■名称の由来
 ■開発の歴史(1)
 ■開発の歴史(2)
 ■灰吹法とは
 ■世界遺産たる価値

 
 龍源寺間歩について
 ■龍源寺間歩とは
 ■龍源寺間歩の内部(1)
 ■龍源寺間歩の内部(2)
 ■龍源寺間歩の内部(3)
 ■当時の採掘環境
 
 石見銀山あれこれ
 ■当時の人口について
 ■無駄にも思える大きな通路
 ■産出量・含有率
 ■坑内の明かり
 ■石見銀山ねずみとりの真実
 ■鉱山労働を支えた人々
 ■石見銀山の法制史
 
 動画でみる石見銀山
 ■石見銀山シリーズ(現13編)
 ■世界遺産センター紹介
 ■熊谷家住宅
 
 地元人の想い
 □石見銀山の真の価値とは
 ■想い

 

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