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 はじめての石見銀山 タイトル−産出量・含有率

ここでの「総産出量」については、ただ掘ればよく、記録の必要でなかった時代も
あったことを思えば当然不明だ。

一般に、<世界の三分の一>を産したと豪語し説明するが、誰もが思うように、
あまりに大まかで、当時の世界の産銀量や石見の産銀量を、誰がどう計算すれ
ばそうなるのか、私には解らず説明も出来ない。もちろん、通説に従えば何事も
円満なのだが・・・。

歴史にあって、安易に数字を断言するのは怖いので、当事にあって世界に流通
するほどに多くを産出したことは確かなようだ・・・などと、あえて無責任で失礼な
説明をする。

また、統治・管理機能が確立した江戸時代で、特に元禄期以降の石見銀は、全て
貨幣の原資として、江戸に送られたことから、代官所に残る当時の数値は、即ち
生産高だという。学術的書物に、研究者の沢山の資料が並ぶが、良く解らず積極
ミスもいけないので、関心のある諸兄の調べに待つ。

また、鉱石中の含有率については、場所による差もあって、一概にはいえないが、
残される鉱物資料の分析などから、掘り出した鉱石の1トンあたり、わずか30〜
40グラムであったろうという。何れにせよ、採掘に費やす時間や労働の過酷さと、
収穫実績とのギャップに一応に驚き、やがて皆沈黙する。

石見銀山の鉱石

その延長で、私にとっては鉱石の含有率などの学術的数値より、この間歩全体、
いやこの山全体から掘り出した、とてつもない岩石の総量に対する、採れた銀や
銅の量のほうが興味深い。当然、解るはずもないので・・・、それでも掘った苦労を
思うしかない。

とはいえ、その事実と結果が、今の<世界遺産・石見銀山遺跡>ということでは、
ある。

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