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 はじめての石見銀山 タイトル−無駄にも思える大きな通路

通路の大きさについては、「龍源寺間歩とは」の末文で説明したように、「物流坑」
としての役割を果たしたことだが、この通路の意味合いについて、鉱山技術の面
か らの説明もしなければいけない。

横相坑

この通路になっている坑道を<横相坑(よこあいこう)>と呼ぶ。
鉱脈を探す目的で掘削する坑道のことをいう。ここでは鉱脈に直行して掘られ、
<鉱脈に横から合わせる>の意味であろうか。

実は、ここ龍源寺間歩では、元禄期の文書や鉱脈図や、坑道図面などにもある
ように、鉱脈が東西に走行していることがすでに解っていて、通路を南北に掘り
進み、やがて鉱脈に突き当たると、左右すなわち東西に鉱脈を掘った。

通路を掘り進みながら、手前から順次鉱脈を探るという横相工法は、正に高度の
測量技術によるもので、決して無駄な通路ではなかった。
なお、測量によって掘る穴<坑道>についての史料は、すでに戦国期から存在し
たという。

横相坑

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