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  >>みちくさへの誘い > 往路(10) 間歩群 甘南備坑〜龍源寺間歩 入口

 往路(銀山公園 発) 間歩群 甘南備坑〜

【 間歩群 甘南備坑 】 

   

 この辺りの右木立には、大きく口を開けた間歩が連なる。 活発な鉱山活動が
 あった証拠だ。穴の規模などから採掘の実態があったように見えて、そろそろ
 鉱山近しの予感だ。

 その先には、銅を多く産出した、甘南備坑跡が口を開ける。ここでは、坑道を
 間歩とは言わず「坑」と呼んでいる。
 近代に発掘・開発されたものは、「山」あるいは「坑」となっていて、ここがその
 例だ。すぐ左の急な山坂道は、要害山頂・山吹城跡への登山道だ。

【 龍源寺間歩入口 坂根口番所跡 沖泊道 】 

   

 先に見えてきたのが、公開坑道・龍源寺間歩の入口と管理棟だ。

 江戸時代、まだヨーロッパで起きた産業革命による鉱山技術が伝えられる
 以前の、人手による採掘技術による坑道に入れる貴重な体験ができる。
 なお、龍源寺間歩の見方・歩き方については、〔前項〕を参照してださい。

 そして、真っ直ぐの道は、銀山区域からの出口、坂根口番所跡だ。
 江戸時代初期、銀山仙ノ山と並ぶ戦国時代の山城があった要害山の一帯を
 「柵列」で囲った。そして、要所に出入り口を設け、番所と役人を置いて、人や
 物の出入りを厳重に監視した。

 町外れの大森代官所から、蔵泉寺口を経て、ここ坂根口までの周囲には、
 途切れることなく多くの住宅跡などが確認されて、鉱山の隆盛振りが伺える。

 

 坂根口を出ると、険しい峠・降露坂を越え、にぎわった宿場町跡・西田集落を
 経て、日本海の交易港だった温泉津の「沖泊(おきどまり)港」に続く、10キロ
 余りの「銀山街道 沖泊道」だ。

 道は、中国自然歩道として整備されて、途中に険しい個所もあるが、解り易く
 辿り易い。鞆ケ浦道と共に人気のトレッキング・コースになっている。

 ※稀に、途中通行不可もありますので、ここが目的の遠方からの方は、事前の
 確認されるのが良いと思います。

 

  こうして、龍源寺間歩への路すがら 寄り道の楽しみは、復路へと続く。

 ▽銀山公園 〜
 ▽蔵泉寺口番所跡〜
 ▽地役人遺宅 渡辺家〜
 ▽下河原吹屋跡〜
 ▽豊栄神社〜

 ▽極楽寺〜
 ▽山吹城大手口〜
 ▽休役所跡〜
 ▽白米ケ谷〜

 ▼間歩群 甘南備坑〜
 
 復路(龍源寺間歩 発)
 ▽順勝寺跡 〜
 ▽新切間歩〜
 ▽清水谷精錬所跡
 ▽安養寺 鏝絵〜
 ▽龍昌寺跡 宝篋印塔〜

 ▽大安寺跡 逆修塔
 ▽妙正寺跡〜

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